小説用倉庫。
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目が覚めた時、あれから2日が経っていた。
エディウスは腕に纏わりつく髪を払って、立ち上った。
頭がぼうっとしている。
「……ルシェイドは……」
ぽつりと呟いた時、近くに気配を感じた。
「や、目が覚めた? ……そんなに疲れるまで頑張ったとは思わなかったよ」
現れたのはルシェイドだった。
苦笑いを浮べて、エディウスの側に寄る。
「フォリィアの魔法は解いてきたよ。……大した理由じゃなかったしね」
「……」
「……もちろん一度に、じゃないから平気だよ」
口を開きかけたエディウスを遮るようにルシェイドが言う。
ふいに宙を見上げると、ルシェイドは呟いた。
「……またか」
「え……?」
「ん、こっちの話。来たばっかだけど、もう帰るよ。それじゃあね」
手を振って消える。
彼はいつも唐突だと、思う。
呼べば来るけども。
エディウスは着替えると、界を開くために部屋を出た。
エディウスは腕に纏わりつく髪を払って、立ち上った。
頭がぼうっとしている。
「……ルシェイドは……」
ぽつりと呟いた時、近くに気配を感じた。
「や、目が覚めた? ……そんなに疲れるまで頑張ったとは思わなかったよ」
現れたのはルシェイドだった。
苦笑いを浮べて、エディウスの側に寄る。
「フォリィアの魔法は解いてきたよ。……大した理由じゃなかったしね」
「……」
「……もちろん一度に、じゃないから平気だよ」
口を開きかけたエディウスを遮るようにルシェイドが言う。
ふいに宙を見上げると、ルシェイドは呟いた。
「……またか」
「え……?」
「ん、こっちの話。来たばっかだけど、もう帰るよ。それじゃあね」
手を振って消える。
彼はいつも唐突だと、思う。
呼べば来るけども。
エディウスは着替えると、界を開くために部屋を出た。
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管理者:西(逆凪)、または沖縞
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