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異変があったのは突然だった。
それぞれの国が、被害にあった。
水の国では水害が。
森の国では木々が絶ち枯れたように。
強い風が家を、地上に生きるほとんどすべてのものを吹き飛ばし、火山は噴火した。
人々は怖れた。
かつての栄華など影も残さず、人々の数は4分の1にまで落ちた。
その中で唯一たいした被害を受けなかったのが、中央の大地だった。
そこは人々にとっての聖地だった。
中央の高い塔には神がいると信じられていた。
神がいたから。
無事だったのだと。
やがてそこを中心に人が集まり、町ができた。
少なくなっていた人々も、少しずつ増えた。
町はやがて国となる。
被害が酷かった4つの大地にも人が増えた。
そうして世界はもとに戻ったかのように思えた。
それから幾ばくもしないうちに。
5つの大地それぞれで、綺麗な石が取れた。
透き通るような。
5色の宝石。
人々はそれを国のシンボルとした。
石はそれぞれ国の国主に預けられた。
国は安定していた。
だから誰もわからなかった。
それが。
悲劇の始まりだったことに。
それぞれの国が、被害にあった。
水の国では水害が。
森の国では木々が絶ち枯れたように。
強い風が家を、地上に生きるほとんどすべてのものを吹き飛ばし、火山は噴火した。
人々は怖れた。
かつての栄華など影も残さず、人々の数は4分の1にまで落ちた。
その中で唯一たいした被害を受けなかったのが、中央の大地だった。
そこは人々にとっての聖地だった。
中央の高い塔には神がいると信じられていた。
神がいたから。
無事だったのだと。
やがてそこを中心に人が集まり、町ができた。
少なくなっていた人々も、少しずつ増えた。
町はやがて国となる。
被害が酷かった4つの大地にも人が増えた。
そうして世界はもとに戻ったかのように思えた。
それから幾ばくもしないうちに。
5つの大地それぞれで、綺麗な石が取れた。
透き通るような。
5色の宝石。
人々はそれを国のシンボルとした。
石はそれぞれ国の国主に預けられた。
国は安定していた。
だから誰もわからなかった。
それが。
悲劇の始まりだったことに。
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管理者:西(逆凪)、または沖縞
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