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2024/05/21 (Tue)
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2012/02/05 (Sun)
 その日、彼はいつものように窓辺に椅子を持って来て座っていた。
 何をするでもなく、ただ座って窓の外を見る。
 光に溢れたここは、闇に覆われることはない。

 誰が最初に呼んだのか知らない。
 ここは神界と呼ばれる、神族達の集う場所。

 彼がいるところは、神族達の大半が住む城の最上階。


 ふと、彼は部屋に目をやる。
 机と椅子と、ベッドなどが置かれた、広い部屋。
 一瞥して彼は立ち上った。
 赤い髪が揺れる。
 彼はそのまま部屋を出ていった。





「エディウス様! お出かけですか?」
 長い廊下で、彼を見つけた青い髪の青年が話しかける。
 エディウスは青年の顔を見つめてから口を開く。

「……散歩に、いってくるよ」
 青年に笑顔で見送られ、彼はそのまま進んで行った。
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