小説用倉庫。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「それより、さっきのは……」
「フォリィア様! 開けますよー!」
げんなりとした表情で扉を振り返る。
扉を開けて入ってきたのは、ツェリーシュだった。
「お前はほんとにタイミングが悪いな」
「何の話ですか?」
「いや、なんでもない……」
「そういえば、ルーク様があちらの方のこと気にしてらしたんですけど、……男の方ですよね?」
料理を運びながら首をかしげて言う。
「お前は女に見えるのか?」
「いえ。全然」
「ならいいだろ」
呆れたような顔をしているフォリィアを見てツェリーシュが薄く笑う。
「あ、そちらの方名前なんて言うんですか?」
「エディウスだ。……それが?」
「だって、フォリィア様が友達だって連れてくるなんて初めてじゃないですか。それに綺麗だし」
にっこりと笑って答える。
「フォリィア様の従者をしてます、ツェリーシュです。よろしく」
エディウスに向かって笑いかける。
答えていいものかフォリィアを見ると、苦笑してうなずいていた。
「……こちらこそ」
ゆっくり微笑む。
ツェリーシュは見とれてぼうっとなる。
「いつまで突っ立ってる」
「だって、あんまり綺麗だからつい。いつこんな方とお知りあいになったんですか?」
「昨日」
「え?」
「いや。……もういいだろ」
「はーい。それじゃ、食事終わったら呼んでください」
一礼して彼は部屋を出ていった。
「フォリィア様! 開けますよー!」
げんなりとした表情で扉を振り返る。
扉を開けて入ってきたのは、ツェリーシュだった。
「お前はほんとにタイミングが悪いな」
「何の話ですか?」
「いや、なんでもない……」
「そういえば、ルーク様があちらの方のこと気にしてらしたんですけど、……男の方ですよね?」
料理を運びながら首をかしげて言う。
「お前は女に見えるのか?」
「いえ。全然」
「ならいいだろ」
呆れたような顔をしているフォリィアを見てツェリーシュが薄く笑う。
「あ、そちらの方名前なんて言うんですか?」
「エディウスだ。……それが?」
「だって、フォリィア様が友達だって連れてくるなんて初めてじゃないですか。それに綺麗だし」
にっこりと笑って答える。
「フォリィア様の従者をしてます、ツェリーシュです。よろしく」
エディウスに向かって笑いかける。
答えていいものかフォリィアを見ると、苦笑してうなずいていた。
「……こちらこそ」
ゆっくり微笑む。
ツェリーシュは見とれてぼうっとなる。
「いつまで突っ立ってる」
「だって、あんまり綺麗だからつい。いつこんな方とお知りあいになったんですか?」
「昨日」
「え?」
「いや。……もういいだろ」
「はーい。それじゃ、食事終わったら呼んでください」
一礼して彼は部屋を出ていった。
Comment
倉庫
管理者:西(逆凪)、または沖縞
文章の無断転載及び複製は禁止。
文章の無断転載及び複製は禁止。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
- ご挨拶。(3)
- [長編] Reparationem damni(12)
- [長編] Nocte repono rubei(72)
- [長編] Sinister ocularis vulnus (30)
- [長編] Lux regnum(61)
- [長編] Pirata insula(47)
- [長編] Purpura discipulus(43)
- [長編] Quinque lapidem(29)
- [短編] Canticum Dei(3)
- [短編] Candidus Penna(9)
- [短編] Dignitate viveret,Mori dignitas (11)
- [短編] Praefiscine(3)