小説用倉庫。
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「エディウス!!」
ルークが離れた拍子にナイフが抜けて、乾いた音を立てて地面に落ちる。
とたん、かなりの量の血がエディウスの胸から流れ出た。
同時に咳き込み、口からも吐き出す。
地面には大量の血が流れ出した。
こんなにも鮮やかな。
赤い色。
石畳の隙間に、赤い液体が流れていく。
がく、と膝が崩れ、地面に落ちる。
湿った音がして、膝の部分が赤く染まっていった。
血溜りが広がっていく。
胸と口を抑えて、エディウスは半ば呆然とそれを見ていると、隣に来て体を支えたフォリィアの声が聞こえた。
「しっかりしろ!」
耳鳴りがひどくなってきて、だんだん目の前が暗くなる。
刺された胸が熱い。
呼吸ができない。
フォリィアを呼びたいのに。
声が。
口から出るのはただ鮮やかな赤い血だけで。
隣のフォリィアを見ようと見えない目をそちらに向ける。
見えたのは金色の光。
ただそれだけ。
エディウスは彼の声を聞きながら意識を手放した。
ルークが離れた拍子にナイフが抜けて、乾いた音を立てて地面に落ちる。
とたん、かなりの量の血がエディウスの胸から流れ出た。
同時に咳き込み、口からも吐き出す。
地面には大量の血が流れ出した。
こんなにも鮮やかな。
赤い色。
石畳の隙間に、赤い液体が流れていく。
がく、と膝が崩れ、地面に落ちる。
湿った音がして、膝の部分が赤く染まっていった。
血溜りが広がっていく。
胸と口を抑えて、エディウスは半ば呆然とそれを見ていると、隣に来て体を支えたフォリィアの声が聞こえた。
「しっかりしろ!」
耳鳴りがひどくなってきて、だんだん目の前が暗くなる。
刺された胸が熱い。
呼吸ができない。
フォリィアを呼びたいのに。
声が。
口から出るのはただ鮮やかな赤い血だけで。
隣のフォリィアを見ようと見えない目をそちらに向ける。
見えたのは金色の光。
ただそれだけ。
エディウスは彼の声を聞きながら意識を手放した。
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管理者:西(逆凪)、または沖縞
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