小説用倉庫。
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頭上には暖かな日差しが降り注いでいる。
緩やかに流れる風と、木の間を飛んでいる鳥との声が心を落ち着かせる。
適当な木に寄りかかるようにして腰をおろす。
穏やかな気候はこの土地特有のものだという。
町を出てからすでに2日。
もう一番近い村に着いていて良いものなのに、まだ影も形も見えない。
ため息をついて目を閉じた。
長く伸ばした銀青色の髪が風に揺れる。
額にかかった髪を手で払って空を見上げた。
時間の流れが止まったような感覚。
このまま、ここで。
ふと思い、自嘲気味に薄く笑う。
そんなことできるわけ無いのに。
何かを振り払うように首を振って、立ち上がる。
少ない荷物を手にとって歩き出した。
村のあるであろう方角に向かって。
緩やかに流れる風と、木の間を飛んでいる鳥との声が心を落ち着かせる。
適当な木に寄りかかるようにして腰をおろす。
穏やかな気候はこの土地特有のものだという。
町を出てからすでに2日。
もう一番近い村に着いていて良いものなのに、まだ影も形も見えない。
ため息をついて目を閉じた。
長く伸ばした銀青色の髪が風に揺れる。
額にかかった髪を手で払って空を見上げた。
時間の流れが止まったような感覚。
このまま、ここで。
ふと思い、自嘲気味に薄く笑う。
そんなことできるわけ無いのに。
何かを振り払うように首を振って、立ち上がる。
少ない荷物を手にとって歩き出した。
村のあるであろう方角に向かって。
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管理者:西(逆凪)、または沖縞
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