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2012/02/05 (Sun)
「最初、どうしようかと思ったんだ」

 声が聞こえる。
 静かな声。
 聞き覚えのある。

「ねぇ、本当に、僕は君を――」


「……高西風……?」
 息を切らしながら呟いた声に、頂上で対峙しているふたりはこちらを振り向いた。

 突きつけられた刃。
 一瞬、自分の目が信じられなかった。

 刃を突きつけていたのは、高西風だった。
 薄氷に、向けて。

「何……やってんだよ……お前ら……」

 ふたりは顔を見合わせると、首を傾げた。
「何って……見てわからないか?」
「仕事だよ」
 ふたりが当然とばかりに言ってくる。
「だ、だからって何で薄氷に……!」
「うん。それで困ってるんだよね」
 それでも刃を収めようとせず、高西風がぼやく。

「……お前には関係ないだろ。さっさと家に帰れよ」
 薄氷が嫌そうに言う。
「いいじゃん。ねぇ踏青、君は知らないかな。薄氷って何したの?」
「何って……」

 困惑して聞き返す。
 高西風は薄氷の方に意識を集中しながら、こちらを見てくる。
「殺しを依頼されるようなこと」
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