小説用倉庫。
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目を開けたとき外はすでに明るかった。
窓から差し込む光を見ながら、ヴィオルウスは身体を起こす。
(ここは)
瞬きを数回して、やっと今いる状況を思い出した。
鳥の声が聞こえると思って窓を見ると、窓枠に止まってこちらを見ていた。
他に物音がしないかと耳を澄ます。
けれど聞こえるのは鳥の声だけ。
ベッドから下りると、驚いたのか鳥は外に飛んでいってしまった。
簡単に身支度を整えて、部屋から出る。
奥の部屋に視線を走らせるが、人の気配は感じない。
頭を掻きながら階段を下りる。
やはり人の気配がない。
「どこに……」
(ここは)
書斎への扉を開けてみるがそこにも
(もう)
誰もいない。こちらかと思って台所のほうも見る。
(誰も)
そちらも結果は同じだったので昨日は見なかった階段の奥の扉を開けてみた。
「あれ、起きたのか?」
そこにはいろいろな種類の薬草が置いてあった。
壁一面を覆い尽くす棚に、様々な道具が入っている。
一番多いのが何かの瓶だ。
アィルはその部屋の中央にある机の前にいた。
「……ここは?」
「ここで、取ってきた薬草とかを調合したりするんだ。変な匂い、するだろ」
ちょっと笑ってアィルが答える。
確かに嗅いだことのない臭気が漂っている。
アィルが手に持っているのは緑色の草。
その近くには、先日彼が持っていた袋もあった。
「ちょっと急ぎの用が入ったからさ……少し待っててくれ。これが終わったらメシにしよう」
窓から差し込む光を見ながら、ヴィオルウスは身体を起こす。
(ここは)
瞬きを数回して、やっと今いる状況を思い出した。
鳥の声が聞こえると思って窓を見ると、窓枠に止まってこちらを見ていた。
他に物音がしないかと耳を澄ます。
けれど聞こえるのは鳥の声だけ。
ベッドから下りると、驚いたのか鳥は外に飛んでいってしまった。
簡単に身支度を整えて、部屋から出る。
奥の部屋に視線を走らせるが、人の気配は感じない。
頭を掻きながら階段を下りる。
やはり人の気配がない。
「どこに……」
(ここは)
書斎への扉を開けてみるがそこにも
(もう)
誰もいない。こちらかと思って台所のほうも見る。
(誰も)
そちらも結果は同じだったので昨日は見なかった階段の奥の扉を開けてみた。
「あれ、起きたのか?」
そこにはいろいろな種類の薬草が置いてあった。
壁一面を覆い尽くす棚に、様々な道具が入っている。
一番多いのが何かの瓶だ。
アィルはその部屋の中央にある机の前にいた。
「……ここは?」
「ここで、取ってきた薬草とかを調合したりするんだ。変な匂い、するだろ」
ちょっと笑ってアィルが答える。
確かに嗅いだことのない臭気が漂っている。
アィルが手に持っているのは緑色の草。
その近くには、先日彼が持っていた袋もあった。
「ちょっと急ぎの用が入ったからさ……少し待っててくれ。これが終わったらメシにしよう」
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管理者:西(逆凪)、または沖縞
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